【ペットの防災対策】愛犬用の防災備蓄と気をつけるべきこと

 
【ペットの防災対策】愛犬用の防災備蓄と気をつけるべきこと

愛犬用の防災備蓄

災害時はペットよりも人間の方が優先されがちですので、ペット物資の配給は人間の配給よりとても遅れる可能性が非常に高いです。

ドッグフードの入手が困難になってしまっても大切な愛犬の命を繋ぐことができるよう、自宅にフードを備蓄しておくことが望ましいです。愛犬を守ることができるのは飼い主さんだけです。

特に犬は飼い主さんの不安を敏感に察知しますので、できるだけ平常心を保てるように備蓄をしっかり用意しておくことが重要です。

持病やアレルギーがあって特別な療養食を食べている子がいる場合は、余裕を持って2ヶ月分のストックがあると安心です。

災害下では食欲をなくす犬もいる

災害時では犬たちもストレスを感じ、体調を崩しやすくなります。

普段食べ慣れているドッグフード以外食べない場合もあります。

ただでさえ慣れない環境下では食欲が出ず、体調を崩してしまいがちなのは人間も犬も同じです。

愛犬に不安な気持ちを与えないように、食べ慣れた餌を用意しておきましょう。

緊張したり強い恐怖を感じたりすると、ごはんを食べなくなってしまったり、水を飲まなくなってしまう子も多いそうです。

PETSWEAT(ペットスエット)

「ペットスエット」は「ポカリスエット」のワンちゃん版です!

ポカリスエットと同じ大塚グループの製品で、水分を摂ってほしい時に、ワンちゃんの体液に近い電解質組成で、水分・ミネラルをすばやく補給できます。

ヨーグルト風味で高い嗜好性。心配なくらいお水を飲まないワンちゃんにあげると、きっと喜んで飲んでくれます。

ペットシーツ

慣れているペット用トイレ用品の備蓄も忘れずに

多めに用意しておきましょう。いざとなれば人間用にも使えます。

その他、日頃から心がけておくべき事柄

普段から最低限のしつけはしておきましょう

動物が苦手な人もいますので、他の方に迷惑をかけないために普段からしつけを行っておく必要があります。

  • むやみに吠えないこと
  • リードを嫌がらないこと
  • ケージやキャリーバックに慣れていること
  • 決められた場所で排泄できること

は最低限のしつけです。

【ケージ・キャリーバッグに慣れさせる方法】
  • 日頃から扉を開けた状態で部屋に置く。
  • 休めるスペースにしておく。
  • 中でおやつやフードを与えて、良い印象を与える。

ペットの所有者明示をしましょう

突然の災害にペットがパニックになり、逃げ出したり、離れ離れになってしまう場合があります。

万が一離れ離れになってしまっても、飼い主の元に戻れるように、外から見えて誰でもすぐにわかる迷子札などをつけておきましょう。

ワクチン接種は必ず受けましょう

避難所では、他の動物との接触が多くなることから、感染リスクも高くなります。

普段から健康管理に注意し、狂犬病などの感染症に対する予防接種やノミ・ダニなどの外部寄生虫の駆除をしっかり行い、ペットの健康を確保しましょう。

飼い主の安全なくしてペットの安全なし

何よりも大切なのは、飼い主自身が安全に、確実に避難することです。

飼い主が怪我をしたり、動けなくなってしまうと愛犬を守る人がいなくなってしまいます。

飼い主の安全なくして動物の安全はありません。

地震などが落ち着いたら、普段通りの言葉をかけるなど、愛犬を落ち着かせるようにしましょう。

逃がさない

普段はおとなしい犬でも、混乱した中では、人に害を与えることがあります。

万が一はぐれてしまった時、飼い主がすぐ見つかるように、日ごろから名札やマイクロチップをつけましょう。

愛犬が怪我をしないように気をつける

愛犬を歩かせて避難させる場合、足に靴を履かせたり、タオルを巻いたりして、割れたガラスなどでケガをしないようにしてあげましょう。

愛犬の防災オススメ書籍

元気なうちに!愛犬の遺伝子検査

CTA-IMAGE 我が家の愛犬は、8歳のときに突然後ろ右足を引きずって歩くようになり、「股関節形成不全」と診断されました。 元々、この犬種には多い遺伝病だそうですが、もっと早く分かっていれば、家の中の段差を少なくして足腰への負担を減らして上げたり、食事に気をつけてあげられたのにな・・・と後悔しています。 犬の疾病も早期発見・早期治療が基本であり、早期発見は早ければ早いほど良いと言われています。愛犬が元気なうちに、将来の未病を把握して健康維持に役立てたいものですね。