我が家のコーギーは普段、家の中で放し飼いにしており、自由に過ごさせてきました。
しかし、8歳のとき股関節形成不全と診断されて安静にさせる必要性が生じたため、急遽ケージを購入しました。
「自分からケージに入るように仕向けたり、ケージに慣れさせるためにはコツが必要だな」と感じたため、獣医師さんに教わった方法をご紹介します。
【成犬でも出来る!】愛犬をケージに慣れさせる方法
「犬をケージの中に閉じ込めておくのはかわいそう」ではない
犬は、誰にも邪魔されない静かな専有空間があると、安心して過ごすことが出来るそうです。
というのも、犬の祖先は穴のなかに巣を作る習性を持っていて、人間と一緒に暮らすようになった現在でも、その習性は受け継がれています。
犬用のケージは、犬にとっての巣穴に代わるものになります。
愛犬がストレスのない快適な生活を送るためには、ケージはむしろ好ましいアイテムなのです。
愛犬をケージに慣れさせる方法
無理やり犬を押し込むようなことはせずに、自然におやつを使って誘導するのがポイントです。
- ケージの中でおやつやフードを与えて、良い印象を与える
- 最初は扉を開けた状態で部屋に置く
- 休めるスペースにしておく
- ケージに入っているときには構わない
ケージの中でおやつやフードを与えて、良い印象を与える
おやつがもらえたり、褒めてもらえたりする、楽しい場所だと愛犬が認識するまで何度も繰り返しましょう。
最初は扉を開けた状態で部屋に置く
初めてハウストレーニングを行うときは、ケージは開けたままの状態からスタートです。
自由に出入り出来るようにしておきます。
犬がケージに慣れてきたら、おやつをあげながらゆっくりと少しだけ扉を閉め、またすぐに開けてあげます。徐々に、閉める時間を延ばしていきましょう。
休めるスペースにしておく
家族の往来が多い動線上にケージを配置しないことも大切です。
家族が行き来しているような場所では、犬は人間の動きが気になって休むことができません。
また、誰かが近づいてくるたびに「遊んでくれるの?」と期待させてしまい、がっかりする機会を増やしてしまうことにもなりかねません。
ケージを置く場所は、リビングの隅の方にしてあげるといいと思います。
ケージに入っているときには構わない
ケージは犬にとって自分だけのテリトリーであり、外敵に狙われない安全な巣です。
犬がケージに入っているときは、徹底して構わずに過ごしましょう。